『サンプリングバッグの洗浄方法、サンプリングバッグの洗浄装置並びに当該方法及び装置で使用する液体』で特許を取得しました。
これは簡単に言うと、加湿洗浄の行うための水に何らかの液体を添加することで洗浄効果を高めるというものです。
この特許は滋賀県との共同特許となっています。

　従来、加熱加湿洗浄法🄬では恒温槽などの加熱室内にサンプリングバッグと加湿瓶を入れます。バッグには2本のノズルをバッグ内に挿入する形で専用アタッチメントを利用して接続します。
８０℃程度の恒温槽にいきなり加湿ガスを導入すると、バッグ内表面に水滴が発します。この水は洗浄終了後も残ってしまいます。
このことを避けることやバッグ内の湿度を相対ゼロに知被けるため、乾燥ガスを導入します。これをPRE洗浄と呼んでいます。PRE洗浄はおおよそ恒温槽が設定温度にたっするまでの時間行います。
PRE洗浄が完了すると加湿瓶内の水が恒温槽の温度により温められ加湿ガスを発生します。

　本特許ではこの水にアルコール系の有機溶剤を添加することで単なる水を添加したときより、洗浄効果が高まるといったものです。
加湿洗浄後は乾燥ガスを導入することでバッグ内の湿度はほぼ相対ゼロまで下げることが出来ます。

本研究以て、加熱加湿洗浄法🄬の最終系と言えます。
しかし、弊社ではこの技術に新たな要素を加え、新しい洗浄法と装置の開発を行っています。
現在は嗅覚レベルにて再利用が可能なバッグ洗浄が出来つつあります。